世界を守れそうな6人
「……そうか、遠山だったのか。
ある時間になると校内中に恐怖の破壊音をもたらすと言う伝説を持つのは。
じゃあ、黒河(くろかわ)に何か一言言ってやれ」

中心では匡平がある事を思い出し、1人で勝手に納得する。

旭はそれを必死で否定したくても事実なのだから否定は出来ない。それをはがゆく感じた。

「どうせオレは万年音楽2だよ……。でもハンデあっても負けないんだからな!」


ムキになって相手に宣戦布告をする旭。

対戦相手である1年男子役員の黒河は旭の必死な言葉に挑発される事もなく。ただ……。


「1じゃないんですか。てっきり1だと思っていましたが。まあ、いいです。負ける気はしませんので」


サラリと爆弾を放りこんで行った。ちなみに旭が万年1ではなく2なのは、

それでもしっかりと休まず出席していると言う事が大きな理由である。
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