音ちゃんにお任せ

一ノ瀬くんの心境




綾瀬が倒れた。







熱で、いろいろとパニックを起こしているらしい。
なんともいつでもあいつらしい。







「音ちゃんは?」




部屋を出ると結斗が不安げに表情を曇らせ聞いてきた。




「今無理やり寝かした」

「無理やりって・・・。でも、寝てくれたんだ。よかった」




結斗はあいつに懐いてる。
結斗だけじゃなく、ふゆもことも。

すっかり、あいつはこの家に馴染んでしまっているらしい。




「ことは」

「ことも、起きてるって駄々こねてたけどようやく寝てくれた」

「そうか」





あいつが倒れると、うちもいろいろ大変らしい。



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