【完】私が恋したプリンス*


「…無理」



けれど返ってきた言葉はたったの2文字。



クラスにたくさん人がいて、人見知りしてるから仕方が無いんだろうけれど…



それにしても、その断り方…

ちょっと寂しいよ。



「別にいいもんねー。1人で放課後楽しむから」



だから少しだけ拗ねてみたり。



「…ん」



そんな私の机の上に、1つの飴が置かれた。



差出人はそれをやるから、拗ねるな。とでも言いたいのだろう。

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