【完】私が恋したプリンス*
「…俺達のこと話したいんだけど…聞いてくれる?」
淳平先輩の口調はいつもより優しく感じた。
その言葉に頷くと、私と実莉ちゃんの前に王子様という形で席に座った。
「…その手紙にもあるように、俺達は、正真正銘血の繋がった兄弟なんだ」
手紙で読むのと、本人の言葉から直接聞くのとでは言葉の重さが違った。
おまけに淳平先輩や優人、凛くんの顔は少し険しくなっている。
そんな彼等の表情を見て、なにがあっても逃げ出さないと心に決めた。
淳平先輩は1つ呼吸を置くと、静かに話し出した──