ヤンキー?なにそれ、美味しいの?

「あ、あの、ひとつ質問が……」

「うん?」


妙な空気が流れる中、苺花の言葉に耳を貸す。


「安達くん、その…さっきの、さっき言ってたことって…」


すごく言いづらそうに言葉を選んで言う苺花。

その様子を見て、安達くんの狼スイッチは押されてしまいました。


「さっきのって?」


あまーい声で、苺花の肩に正面から腕を回し、訊ねる安達くん。


「…っ、あ、お、覚えてないならいいですっ!」


じたばたと首を左右に振り、離れようと仰け反る苺花を安達くんは回した腕を引き寄せて留めました。


「苺花」

「ま、苺花…っ」


初めて呼ばれた下の名前に、ぶわっと赤面する苺花。


「好きだよ」


いたずらな笑みを浮かべる安達くん改めオオカミくん。

これまで何度仕掛けても、全く通用しなかった天然姫が思う通りに動揺してくれるのが、嬉しくてたまらない様子で、甘く優しく微笑みます。


苺花は、そんな安達くんの豹変っぷりに振り回されっぱなし。


「…、お、覚えてるじゃん…っ!!」


分かりやすく目を泳がせて顔を真っ赤にさせる苺花。

その顔を両手で優しく掴みこみ、そっと、優しくキスを落とす。

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