ヤンキー?なにそれ、美味しいの?
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リレーは、大盛況だった。

俺らのクラスは可もなく不可もなく。


6チーム中、3位をキープしていた。


「苺花ちゃん!!」

「はい〜〜っ!!」


悲鳴のような返事の後走り出した苺花は、想定通りとても遅くて。


「苺花ちゃん頑張れー!!」

「苺花ちゃーーん…!!」

「桜井さんー!!!」


クラスメートの応援虚しく、5位まで転落。


「…ご、ごめんなさい…っ、はぁ、」


戻ってきて苦しそうに座り込む苺花を早柿は可笑しそうに笑っていた。


そこからなんと追い上げることは出来ず5位のまま早柿がバトンを受け取った。


「伊織ちゃーーん!!!」

「早柿さーーん!!!」


心做しか違うテントからも聞こえるような気のする早柿の応援に、俺は困惑しながらバトンパスのエリアに立つ。


早柿は、やはり運動神経が抜群なようで、他クラスの男子まで抜かして3位でバトンを回された。


「はぁ、安達…っ!」


バトンパスはみすることなく受け取った。


行けるでしょ?

そう言うような挑戦的な表情をする早柿は、俺の扱いが上手いらしい。


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