【完】わたしの恋のキューピッド

「真司先輩！」


「あ、優木さん」


「先輩もお弁当忘れたんですか？」


「いや、俺はいつも売店で・・・」


「え・・・？そうなんですか？」

知らなかった・・・


「あぁ。俺の親共働きで、
母さんも朝早くに仕事に行っちゃうから・・・
弁当作ってる暇なくて。
いつも売店」


「そうなんですか・・・あの！
よかったら・・・、
よかったらでいいんですが・・・その・・・。
これからわたしがお弁当を作りましょうか？」


「え！？」


「あ！イヤならいいんです！
断ってください！」