【完】わたしの恋のキューピッド
プルルルルル・・・!プルルルルル・・・!



「あら、電話・・・!
じゃあ、藍!気をつけるのよ?」


「わかったわかった!」


そう言うとお母さんはまだ少し不安そうな顔をしながら
電話の方へ向かっていった。


やれやれ、お母さんったら心配症なんだから・・・


お母さんはいつも長電話だから
すぐには戻ってこなかった。


蓮はお母さんが作っておいた
朝ごはんを食べながらチラチラと
こちらの様子を眺めてた。


「で!出来た!!」


「おぉー・・・、
うまそうだな!」


「ねぇ!味見してみて!」


「いいのか?じゃあ遠慮なく・・・」


蓮は私が作った卵焼きを一口で食べた。


「・・・。
ま・・・まずい・・・」



「え!?嘘!?」


私も一口食べてみた。

< 20 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop