【完】わたしの恋のキューピッド
昼休み、藍と真司先輩は学校の中庭にいた。


真司先輩には見えないように
俺は羽をはやした。

何故なら、真司先輩に藍と二人きりになってもらい、
距離を縮めてほしいから。

まぁ、実際に俺は居るし、
藍には俺が見えてるんだけど・・・。

「もう・・・!何でいるの!?」

藍は小声で言った。

「仕方ないだろ?俺はお前の恋をかなえるのが
義務なんだから!」


「・・・。
じゃましないでね!」


「当ったり前だろ!?」


「優木さん?どうかしたの?」


「え!?い、いえ!
なんでもありません!」


「そう・・・?」


「はい!」

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