【完】わたしの恋のキューピッド
朝、といっても9時頃目を覚ますと
枕もとの自分のスマホのランプが点滅していた。


「ん・・・?なんだろう?」


スマホの画面を開くと
寝起きの私は、いっきに目が覚めた。


「蓮!蓮!大変!!」


「・・・?
なんだよ、騒々しい・・・」

蓮もまだ寝ていたのか、
ベッドに横になって布団をかぶっていた。


「見てみて!!これ!!」


そんなこともお構いなしに
私は自分のスマホの画面を蓮に見せた。


「ち、近い・・・。
逆に見えねぇよ・・・」


「あ・・・。
ごめんごめん!はい!」


私は、スマホが
蓮の顔にあたるくらいの距離だったことに気がつき、
すこし距離を離した。


「え・・・?これって・・・!」


< 87 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop