ほたるの初恋、消えた記憶
健斗には止められたけど、私の思いは変わらない。


一人旅は何が起こるから分からないので、ツアーの旅行にしろと健斗に言われたが私の決意は替わる事はなかった。


旅行会社のお姉さんが北海道は安全な町なので心配はないといってくれたし、困れば現地の旅行会社へ連絡すれば良いらしい。


修学旅行で一度行った場所だから、心配ないと思う。


出発日を決めてお金も支払った。


後は当日までの準備をするだけだ。


たくさんの写真とスケッチをして来ようと思う。


多分もう行くことはないと思うから。


健斗と美幸、クラスのみんなと先生にもお土産を買って来よう。


いつ会えるか分からない、祐吾と誠也さんにもお土産を買いたいな。


いつか渡す事ができたら嬉しい。


たとえ渡せなくても大丈夫。


荷物が多すぎてキャリーバックからあふれでてる。


三泊四日の旅行でこの荷物は多すぎるのかな。


入れたり出したりの繰り返し。


美幸に荷物がまとまらない話をすると、ドライヤー、タオル、歯ブラシなどホテルにあるからいらないと言われた。


下着と上は汗をかくから3日分で、ジーパンは替えはいらないと言う。


雨に濡れたら、向こうで買えばいいのだから。


なるほどね。


その手がありました。


これで大分荷物は減ったと思う。


後は心の準備。



祐吾、明日北海道へ行きます。



















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