ほたるの初恋、消えた記憶
夕飯は外でバーべキューだ。


家族も参加の大イベント。


宮東祐吾も何だか楽しいそうにしてるし、
祐吾はどうして、10年ぶりにこの町に帰って来たのか。


祐吾と父親の関係、亡くなったお母さんの事も聞きたいと思った。


彼は高校を卒業したら、又東京へ帰るのだろうか。


いずれ東京へ帰るなら、東京にいれば良かった訳で、祐吾が考えている事が理解出来ない。


祐吾はおば様たちにも大人気で、父さんとギターを弾いて歌ってるし。


かなり歌も上手いし、本当に嫌みな男だ。


完璧男、宮東祐吾。


弱味とかはないのだろうか。


父さんにどうして祐吾にアルバイトをさてせるのか聞くと、将来ペンションをやりたいから、その勉強をしたいと祐吾が言ったらしい。


なんかさ、かなり嘘臭いんだけどな。


宮東祐吾の父親は会社の社長らしいし、ペンションを本気でやろうとは思えない。


本気でペンションやりたいと思ってるのか。


聞きたくても聞けないことにイライラした。

こうなったら、食べまくるぞ。




















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