ほたるの初恋、消えた記憶

民宿のお仕事に振り回されてます

健斗に父さんが入院したことを話し、部活をしばらく休む事を伝えた。


「ほたるが休むのはわかるけど、なんで、宮東まで休んで民宿の手伝いをするかな。」


健斗まで手伝つと言うから必死に止めた。


夏の大会があるし、部長の健斗が休む訳にはいかない。


顧問の菊地も承知してくれた。


祐吾は部活へいってほしいのに、何度言っても聞いてくれない。


青木は俺の運転手だから、俺もいないと不味いだろ。


不味くはないと思うけど、もうめんどくさいからいいや。


青木さんは足が悪いのに、力持ちで何でも運んでくれた。


祐吾は私と同じでガリガリだから、重いものを持つとフラフラしてる。


多分同じガリガリでも私の方が力があると思うけど。


そんな事を言うと、絶対むきになるからやめく。


父さんに高校は休むなと言われたから、高校は毎日遅刻もしないで通ってる。


青木さんは民宿の手伝いをしているので、登校は祐吾が自転車の後に乗せてくれてるんだけど、坂が上れなくて、イライラするから、祐吾を下ろし私がこいだ。


祐吾を後ろに乗せて軽快に走る。


祐吾が拗ねてるのがたまらなく楽しい。


自転車最高。


気分も最高だぁ。


















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