*武士の花*~花は桜木、人は武士~
計画実行の夜は、大雨だった
雨音で足音が消えたことは、好都合だ
灯りが灯ったままの部屋で、芹沢さんが
布団に入ったと
観察方 山崎 烝から報告受け
俺達は、中に入った
俺と総司は、真っ直ぐに芹沢さんの部屋へ
!!!!!
芹沢さんが渉を後ろから捕まえ
首に、刀を当てていた
沖「どうして……」
渉「それは、俺の台詞だ……
なんで?芹沢さんは、局長なんだろ!?
沖田だって、芹沢さんと仲良くしてたじゃねぇか!なんで……なんで……?」
土「渉…こっちに来い!
お前なら、逃げられるだろ!?」
渉は、逃げようとしなかった
それどころか、芹沢さんを殺さないでと
俺達を説得し続けた
「死んだことにして、見逃してくれ!!」
渉の訴えに俺は、首を横に振った
芹「渉、もういい
お前の気持ちだけで、十分だ
渉…………………」
芹沢さんが、渉に何か耳打ちした
渉がほんの少し驚きの表情をした
芹「奴らに斬られるよりは、渉にあの世へ送って欲しい……いやか?」
刀を渉の首から、俺達へ向けた
渉「どうしても?」
芹「そうだな……梅が待っておる」
芹沢さんは、見た事ねぇ優しい笑顔で
渉を見た
芹「渉は、追って来るなよ?
そういう時がきたら、儂が迎えにくる!」
渉が、芹沢さんの刀を受け取った
渉「約束ですよ?」
芹「約束する!」
ザシュッ
斬られた芹沢さんは、ヨタヨタと隣の部屋へ
そこには、芹沢さんの愛人、梅が息絶えていた
土「まさか……」
渉「芹沢さんは、今日の計画を知っていました
新選組の為、命は惜しくないと……」
刀を布団の上に投げ
渉「土方さん……
俺は、新選組には入らない!!
仲間を殺すくらいなら、俺も大切な人に殺されたい!
この事、慶太郎は知ってる?」
土「いや、言うつもりもねぇよ」
渉「慶太郎にこんなこと、させるなよ」
沖「渉?」
総司も気づいたんだ
渉は、恐ろしいくらい俺に、殺気を出していた
山南さんと原田の気配がしたとたん
ヒョイッと屋根裏に上がって行った
雨音で足音が消えたことは、好都合だ
灯りが灯ったままの部屋で、芹沢さんが
布団に入ったと
観察方 山崎 烝から報告受け
俺達は、中に入った
俺と総司は、真っ直ぐに芹沢さんの部屋へ
!!!!!
芹沢さんが渉を後ろから捕まえ
首に、刀を当てていた
沖「どうして……」
渉「それは、俺の台詞だ……
なんで?芹沢さんは、局長なんだろ!?
沖田だって、芹沢さんと仲良くしてたじゃねぇか!なんで……なんで……?」
土「渉…こっちに来い!
お前なら、逃げられるだろ!?」
渉は、逃げようとしなかった
それどころか、芹沢さんを殺さないでと
俺達を説得し続けた
「死んだことにして、見逃してくれ!!」
渉の訴えに俺は、首を横に振った
芹「渉、もういい
お前の気持ちだけで、十分だ
渉…………………」
芹沢さんが、渉に何か耳打ちした
渉がほんの少し驚きの表情をした
芹「奴らに斬られるよりは、渉にあの世へ送って欲しい……いやか?」
刀を渉の首から、俺達へ向けた
渉「どうしても?」
芹「そうだな……梅が待っておる」
芹沢さんは、見た事ねぇ優しい笑顔で
渉を見た
芹「渉は、追って来るなよ?
そういう時がきたら、儂が迎えにくる!」
渉が、芹沢さんの刀を受け取った
渉「約束ですよ?」
芹「約束する!」
ザシュッ
斬られた芹沢さんは、ヨタヨタと隣の部屋へ
そこには、芹沢さんの愛人、梅が息絶えていた
土「まさか……」
渉「芹沢さんは、今日の計画を知っていました
新選組の為、命は惜しくないと……」
刀を布団の上に投げ
渉「土方さん……
俺は、新選組には入らない!!
仲間を殺すくらいなら、俺も大切な人に殺されたい!
この事、慶太郎は知ってる?」
土「いや、言うつもりもねぇよ」
渉「慶太郎にこんなこと、させるなよ」
沖「渉?」
総司も気づいたんだ
渉は、恐ろしいくらい俺に、殺気を出していた
山南さんと原田の気配がしたとたん
ヒョイッと屋根裏に上がって行った