幼なじみはアイドルの先輩
男性とは至近距離だ。


ようやく状況が理解出来かけた私たちは、まずカメラマンさんが逃げろと叫んだ。


だが、男性との距離はない。


私は何を思ったのか、左手でナイフを掴もうとした。


何もしなければ、私は腹を刺されるから。


無我夢中だった。


記憶があいまいだ。


気づいた時には男性が立ち止まってた。


ナイフは…………。


ナイフは、私の左手が掴んでた。


「う…………うわあ!!」


あまりの痛さで傘を男性めがけて振りかざした。


男性はよろめき、私はもう1度傘を男性めがけて振りかざした。


男性は地面に倒れ込んだ。


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