幼なじみはアイドルの先輩
「あれは、菜穂に杏さんではありませんか!」


私って何て大根芝居なんでしょう。


しかし、この計画はメンバーでは私と菜穂と杏しか知らないから、完璧にサプライズ登場で話は進んでる。


場内からは姉さん姉さんと絶叫の嵐だ。


菜穂も歓声が凄いんだけど、杏の歓声は年を重ねる度に何か違うんだよね。


そして、水原派……ではなく、杏と仲がいいメンバーは杏の元に駆け寄って握手する。


左手に包帯はしてないが、握手をした手は右手で、マイクも右手だ。


「ようこそおいでくださいました。殴り込みですか?」


「その前に、今回の私のケガに関して改めてご心配をおかけして申し訳ございません。9割近く回復してきました。どうかご心配しないでください」


まずは近況報告か。


「で、総帥から殴り込みかって言われましたが、先日、ある方からメッセージが届きまして、見させていただいたのですが、どうやらみなさん宛のようなので見ていただきたいと思って今日お邪魔しました」


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