幼なじみはアイドルの先輩
「そうですねえ……今の段階ではまだ何も具体的にああしようこうしようとは議論しておりませんが、何かの形で参加出来ればと思っておりますので、社統括プロデューサーとの話し合いをこれから進めて行こうと考えております」


「わかりました」


今度は亨おじさんが納得気味に頷いてる。


無難な回答を終えた安西代行はコップの水を一気に飲みほしため息をついた。


阿久津さんの煽りは不発に終わった。


来年はガーネットグローブ10周年のメモリアルイヤーだ。


社先生は絶対何かをしてくるに違いないよね。


この瞬間にも、自宅にこもって計画を練ってるよ。


一大イベントに参加でもすれば、知名度がグンとアップするチャンスだってことは全員思ってるよね。


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