幼なじみはアイドルの先輩
酔っぱらい社先生は奈未ちゃんのこと語った時は目がマジになってた。


奈未ちゃんは礼儀正しいから、目上の人たちに父をよろしくお願いしますって頭下げてるの見てるしね。


でも、私と面と向かうと、なぜか奈未ちゃんが後ずさりしてしどろもどろになっちゃうんだよね。


小学生にチーフという肩書きは重たいものなんだろうか?


「社プロデューサーはかなり飲んでるなあ」


「でも、酔っぱらってても娘さんのこと話せるんですね」


「…………杏ちゃん、酔っぱらいの相手はワシがするから、カラオケ行ってきなさい。ちょうどお迎え来たようだ」


「え!?」


「水原チーフ!一緒に歌いましょう。さ、行きましょう」


源田さんに半ば強引にカラオケ大会の現場に連れていかれた。


カラオケは涼さんがレパートリー豊富だけど、留守番でいないしなあ。


ここは若い即席女性デュオで盛り上がりに一役買います。


…………カウントダウンライブは…………きっと大丈夫だ!!


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