幼なじみはアイドルの先輩
「もしもし」


『もしもし。奈未?』


「隣にいるよ。そっちは終わったか?」


『今終わったとこ。満足満足』


電話の向こう側が賑やかで平和だなあ。


息を切らしてはいないが、興奮がまだ収まらないみたいで声が上ずってる。


「今どこだ?」


『広場で座ってる。荷物が多くで』


ここからは荷物持ちの任務が待ってますよ。


「今行くからな。でさ、ご飯済まそうと思うけどどうする?」


『食べましょう』


「よし、決まりだ」


電話を聞いていた奈未のリアクションは言うまでもない。


本格的に思春期突入になれば、今日より気の遣いようがけた違いにんるな。


それまでの貴重な家族揃ってのご飯だな。








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