幼なじみはアイドルの先輩
またあのオヤジは余計な……。


俺をこれ以上叩きつけるのはやめてくれよ。


「どうぞ」


小山内特製の麦茶が楽しめなくなるじゃないか。


「社先生と合流する前に社長はサブローさんに注意したんです」


「注意?」


「ローカル番組でも恋愛の話はしないでくれと」


話の流れが読めん。


「真帆さん、社先生わかってないです」


「知ってる」


「いいよ。ズバッと言ってくれ。麦茶飲んで忘れるから」


聞いて飲んだ後麦茶が逆流しないよう祈るだけだ。


「つまりあれですよ。サブローさんは杏ちゃんのこと好きなんですよ」


ストレート過ぎて麦茶飲んでも忘れることは無理だな。








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