幼なじみはアイドルの先輩
「お疲れ様」


「お疲れさまでした〜」


葉月は私と同い年のはずなのに、年下の子とガンガンガールズトーク出来ていいなあ。


私はクタクタで相手してられない。


「先輩、葉月さん今度デートらしいですよ」


早く帰って寝たい私が2人の輪に入っちゃった。


楽屋は3人しかいない。


恋愛話はいくつになってもお耳には挟んでおきたいのよねえ。


「あなた、懲りないねえ。今度のボーイフレンドは?」


「学生さん」


「ふーん」


「聞いてくださいよ先輩。年下なんですって」


「と、年下!?」


湿布貼ったとこがズキズキ痛みだしたよ。


これは、私の身体が拒否してるのかな?


「年下もなんかいいなあって」


「へ〜、葉月が年下とねえ。う〜ん」

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