1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~


「母さん今日は泊まってくるから…。」


『え?梨花ちゃんの所?』


「うん。

明日学校休みだし、朝から梨花も連れて帰ってくるよ。」



『えっっ?梨花ちゃん連れてくるの?

じゃあケーキでも焼いて待ってるわ。』




電話を切り、テーブルに置く。



フッと梨花の方を見ると、ベッドでスヤスヤと眠っている。




「今のうちに風呂入るか……。」



ボソッと呟いて、バスルームに向かう。




.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*..




ザーッッとシャワーのお湯を頭から被る。


梨花…震えてたな…。



これから先、どうやったら梨花を傷つけずに守っていけるかな…。



梨花はまた…笑えるだろうか…。



そんな事を考えていると、バズルームの扉がバンッと勢いよく開いた。




え??


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