1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~

最後の方は、ゴニョゴニョと何を言ってるか分からないほどの声で未来が言うので、

更に調子に乗った私は、未来の鼻を摘まみ、自分から未来の唇に口づけていた。



息が苦しくなるほどの長い長い口づけ。

最初は余裕だった未来も、キスの時間が長くなるにつれ苦しそうに左手でバンバンバンッとソファを叩く。

最後に未来の下唇をガジッと軽く噛み、そっと唇を離すと、未来が苦しそうに息を吸い込んだ。


「……なっっ……なん…で……」


未来が苦しそうに肩を上下させながら、涙目で私に問いかけてくる。


私がペロッと舌を出し


「10年分の仕返し完了♡」


そう言って微笑むと…


未来が小さな声で



「………参った…。

もう…他の人とは…絶対に…キスもそれ以上もしません…。」


…と呟いた。



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