1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~


さて……病院まで来たのは良いけど…ここからどうすれば良いの?



一先ず外科に行ってみる?



そんな事を考えながら、病院内を歩いていると、



「(ハーイ梨花っっ!こんな所でどうしたの!?)」


と後ろから突然話しかけられた。

振り向くと、以前離婚裁判の時に担当したジェシカが立っていた。



「(あれ…ジェシカ。
久しぶり……って、ジェシカはここの病院のナースだったの??)」



「(そうよ♡それよりも梨花は、どこか悪いの??)」



「(ううん。違うの…。

実はね……。)」



と…ジェシカに私が病院まで来た経緯を伝えると、



「(鴻上先生はきっと、この病院で一番モテモテよ。

みんなが彼のハートを射止めたくて頑張ってるわ♡

でも…先生は誰の誘いにも乗らないってことでも有名だから大丈夫よ!

バレないように、少しだけ病棟を覗いていく?)」



ジェシカの言葉に甘えて、未来が居る病棟まで連れて行ってもらった。

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