恋愛小説のライバルキャラに転生したけど、死ぬのが嫌なので就職します。

「すみません、先生。私は自分の家を手伝います。もう決めたので」

ハッキリと先生に報告すると、私は職員室を出た。

これでいい。これで私の死亡フラグは完全に折れたはず。
主人公もこの後いじめられる事無く、好きな人と楽しい学園ライフを送れるだろう。
それは主人公にとっても、私にとっても一番いい選択なはずだ。


「ビバ!私の平凡ライフ!!地味でも幸せな人生を歩むぞ!!!」


こうして私は喫茶店の店員として、新たな一歩を踏み出す事となった。



< 4 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop