お前、可愛すぎて困るんだよ!
「あー。
『だったら、どうして付き合わねーの?
好きなのに』
……ってやつ?」



「うん」



「それで、妃莉。
いろいろ聞いてきたんだぁ~」



「うん。
妃莉、碧くんのこと大好きだけど。
今まで、そんなこと、考えたこともなくて……」



「そっか~」と言いながら、葵ちゃんは天井を見た。



「あたしもわからなくなっちゃった。
付き合うってなんだろうね~?」



葵ちゃんがそう言ったとき、先生が入ってきて授業が始まった。
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