お前、可愛すぎて困るんだよ!
マジかよ。





「妃莉。
今日の昼、どうした?」



放課後。



教室に迎えに来てくれた碧くんが、ドアのところで、妃莉に聞いた。



「えっと……。
あ……。
今日は、片倉くんと……」



「……片倉くん?」



「うん。
コロッケパンをおごってくれたの」



廊下を一緒に歩きながら、碧くんの顔を見あげる。
< 334 / 978 >

この作品をシェア

pagetop