お前、可愛すぎて困るんだよ!
“うーん”と首をひねりながら、靴をはいた。



そのとき……。



「妃莉ちゃ~ん。
アラームが鳴ってたよ~」



と、翠くんが、ドタバタ急いで、やってきた。



「ごめんね。
ちょっと部屋に入っちゃったっ」



と、謝りながら、妃莉にスマホをさしだしてくれる。



「あ、ありがとう。
翠くん」



スマホを受け取りながら、お礼を言った。

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