お前、可愛すぎて困るんだよ!
全部全部受け取れなくて……。



『う、う……。
う―――っ!!!!』



と叫んで、その場から逃げだしてしまった。



『えっ?
妃莉ちゃんっ!?』



っていう女の子たちの叫び声が聞こえたけど……。



振り返ることなんか、できなかった。



碧くんの顔を見るのが怖くて。



碧くんの声を聞くのが怖くて。



全速力で逃げ出してしまった。

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