光の少女Ⅴ【決戦編】

第5章 突入

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次の日、花音が目を覚ましたのは、まだ朝も早い時間だった。

外は暗く、白亜もまだ枕元で丸まって眠っている。


(でも、もう眠れないな)


それを見て、もう一度寝ようかとも思ったが、緊張からか目はすっかり覚めてしまっていた。


(少し、外の空気でも吸ってこよう)


そう思い、白亜を起こさないよう注意しながらベッドから下り、部屋を出る。

そのまま、屋敷から外へ出ると、街の中もまだ人気がなく、静かだったが、気持ちを落ち着けるには丁度良かった。
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