光の少女Ⅴ【決戦編】

第8章 決戦

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刹那の協力を得て、捕まっていた神蘭、封魔、聖羅を助け出すことに成功して花音はほっと息をつく。

助けた三人は電流を浴び続けていたせいか、少し辛そうには見える。

だが、美咲と星華の治療を受け、直ぐに態勢を立て直す。


「もう大丈夫か?」

「「ああ」」


龍牙に聞かれた神蘭と封魔が頷く。



「聖羅様も大丈夫ですか?」

「ええ。二人共、ありがとう」


その横から鈴麗に問いかけられた聖羅が、治療した二人に礼を言い、その後黒姫を見上げた。


「それにしても、一体あの姿は?それに今の姿になってから、少し力の性質も変わったような気がするわ」

「・・・・・・そうですね。今の力の質はまるで・・・・・・」


言いながら、聖羅と神蘭が意味有り気な視線を交わし合った。
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