光の少女Ⅴ【決戦編】

第4章 帰還

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軍本部に来てから数十分後、花音達は元の世界へ戻ることが出来る門まで神蘭達と共に来ていた。

神蘭が送ってくれると言ってくれた為、見送りに来てくれていた封魔達に向き直る。


「今までお世話になりました」

「いや、こっちもなんだかんだで助けられることもあったからな。お互い様だ」


頭を下げて言った花音に、封魔がそう返してくる。


「先に帰った皆にもよろしくね」

「色々と落ち着いたら、そっちの世界に顔を出すから」


鈴麗、聖羅に言われて頷く。


「さぁ、そろそろ行こう」


門の準備が出来たらしく、神蘭に声を掛けられる。

それに花音はもう一度封魔達を見て、軽く頭を下げた後、門へと入った。
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