SWEET LOVE*実話*
放課後、あたしはずっと柚依と段ボールを切っていた。







「ねえ、実玲。こんなに段ボール切ったって意味なくない?」






「確かに。こんな数の段ボール何に使うのかな?」






「わかんない。片山さんに聞いてみないと分かんないよね。」






「だね。片山さんが何考えてるのか本当に分かんない。」






「あー。疲れた。実玲、疲れたからサボっちゃわない?」






「あ!!いいね。どっか探検しない?」







「いいねー♪行くか♪」





「うん♪」









そう言ってあたしたちは教室から抜け出した。










ぶらぶら歩き続けてたどり着いた先は中1の教室――。





凄く懐かしかった。






「懐かしいねー。柚依は中1の時何組だった?」




「ウチは、A組。実玲は?」






「Dだよ。」





柚依との何気ない会話。






(なんか、話す事無くなっちゃったなあ)





そう思ってた時、



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