もう一度・・あなたと

飛鳥は、なにも、考えられずに

どこを、どうやってか

いつのまにか、家にいた。

スーツも、着替えずに

座り込んで‥‥‥

南ちゃんという子が、
言った言葉が、グルグル···と

俺は、本当に智和が、好きだから
優先したのか?
怜音を利用しただけか?

怜音の笑った顔が
目に浮かび
違う、違う、違う。
俺は、怜音を愛していた

なら、どうして?

智和の所に行くのに
罪悪感なんて、なかった
恋愛感情がないからだよね

でも、怜音は、命にかかわることはない
と、勝手に決めつけていた
なんで?
なんで、そんなこと、わかる?


頭の中が、ぐるぐる回り
俺は、倒れた。


気がつくと
智和が、いて
俺を看病してくれていた。

何度も、帰るように言うが
帰らない、智和。

俺は、智和を無視して
食事も取らず、酒を煽り
酔いつぶれて寝る
毎日を繰り返し

4月から入社の勤務先にも行かなかった。
そんな俺を智和は、
「行かないと
大学に迷惑が、かかるんだよ。」
と、説得した。

飛鳥は、
毎日、毎日、智和にけつを叩かれながら
嫌々仕事に行った。

そんな生活が、一年続いたが

俺は、智和に心を許す事も出来ず

智和は、
「飛鳥の優しさは、見せかけだけ
思わせ振りだけで、芯がない
だから、怜音からも愛想つかされるんだよ。」
と、言われて去られた。
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