もう一度・・あなたと
思わぬ、再会
❖《  》英語の会話です。
  宜しくお願い致します。Mamo



怜音は、病院内で中枢になっていた。

スタッフからも患者さんからも
信頼されて、毎日忙しい日々を
送っていた。

ある日、ドクターに呼ばれて

《 レン。
君に一人、任せたいのだけど、
いいかな? 》
と、言われて

《 どんな症状の子供さんですか? 》
と、訊ねると

《 嫌。実は子供ではないんだ。
患者さん、本人が、
是非レンにお願いしたいと。
ダメなら、誰の訓練も受けない
と、言ってるんだよ。
どうかな? 》

レンは、
《 う~ん、と考えて
時間は、空き時間で大丈夫ですか? 》
と、言うと

《 大人だから、大丈夫だろう。 》
と、ドクター

レンは、
《 わかりました。
では、空き時間で
対応させて頂きます。
いつ、お見えになりますか? 》

《 脳腫瘍のOPをして
まだ、言語も動作も
上手く行ってない。
本人が、やる気がないらしい。

だいたい、OPもしないと
言っていたらしい。
どうかしてる。

だが、こちらでOPをするなら
レンに、訓練をしてほしい
と、だだこねたみたいだな。
近いうちに、転院してくるから
頼んだぞ。》

《 わかりました。
どこまで、出来るか
わかりませんが、
頑張ってみます。》
と、言って
レンは業務にもどった。

私を名指しで来ていただける
患者さんはいるが、
大人の方は、
初めてだった。

だが、怜音は
やるしかない、と思っていた。
一人でも救いたい
ただ、その思いだけ。
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