もう一度・・あなたと

怜音は、飛鳥と二人になり
車イスの飛鳥に目線を会わせて

「お久しぶりです。
 私が、わかりますか?」
と、言うと

飛鳥は、コクンと頷いて
飛鳥は、時間をかけて
一枚の紙を私に渡してきた。

その紙を広げてみると

『れん、むりなおねがいしてごめんね
おれ、がんばるから
おれをこばまないで』

と、ぐちゃぐちゃな字で、書かれていた。

私は、
「友成さん、わかりました。
   一緒に頑張りましょうね。」
と、言うと

飛鳥の目から涙が流れた。

怜音は、ハンカチで、
その涙をふいてあげた。

あれから、飛鳥に何があったのか?

智和とは、結婚していないのだろうか?

ご両親しか、みえなかったが
と、考えてると

飛鳥が、私の手に触れた。

うん?と見ると

飛鳥は、心配そうな顔をして
見ていた。

「大丈夫ですよ。
明日からリハビリが
始まります。
手と足のリハビリは、専門の先生が
行います。

夕方と夜は、私の訓練に
なります。

少しずつでいいので、
頑張っていきましょうね。」
と、言うと

飛鳥は、
うんうん、と頷いた。
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