素直になれない恋



「いやぁ~。おもしれー!」


ゲラゲラ笑いながら、机に戻って行く春樹。



あんな奴でも、好きな私は……馬鹿なのか?




「ぷっ……」



友希ちゃんの笑い声。


「笑うなー!!」


怒ってから、椅子を直して座った。




「今日は、数学のテストの返却なー。」






こ、これは……聞かなかったことに…



「出来ねえよ? 点数教えろよ!」


春樹の言葉に、何も言い返せない私だった。


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