同・棲・同・盟!
・・・なんか、日田さんのペースに、ハマってしまったような感じがする。
でもでもっ!
上半身裸の日田さんを、この目で、ナマで見ることができたしっ!!
だったらよ!
どっぷりでも何でもいいから、日田さんのペースにハマってもいいのよ!
それが私の本望だから、ええっ!

思ったとおり、ううん、妄想していた以上に、日田さんの胸板は逞しかったなぁ・・・。
剃刀を操る手の動きは、とても繊細且つ微妙で。
そんな感じで私を・・・。

『大島・・・』

きゃあああぁんっ!日田さぁんっ!
抱くときくらいは「沙緒里」と呼んでくださぁいっ!

私は枕をギュウギュウ抱きしめながら、ベッドをゴロゴロ転がって、キャーキャー言い・・・そうになったけど、ドアの向こうには日田さんがいると分かっていたからか、無意識に声は抑えて、いつも以上に妄想を繰り広げながら、眠りに落ちた。

まさか翌日、日田さんの“本心”をあんな形で知ることになるとは思いもよらずに・・・。

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