同・棲・同・盟!
慈・善・行・為・・・!
日田さんが私に衣食住を与えてくれたこと全て、慈善行為だったんだ・・・。

「・・・そうよね。日田さん、すごく優しい人だし。でもナヨッとしてない男らしさも十二分にあって。わたし・・・見事に失恋しちゃったけど、日田さんは私のことを元々、恋愛対象として見てなかったんだから。それがハッキリしたってだけで・・・うぅ・・・うわーんっ!」
「ちょっとシンシン!もっとデリケートな言い方できないの?」
「うわ!ごめん大島さんっ!ビール飲む?俺持ってくるよっ」
「まだあるならおねがいしますぅ」
「今日は私たちもつき合うからさ。ヤケ酒大会アットおうち居酒屋しよっ!」
「さんせーいっ!!」
「はいおまち~」
「それでは改めましてー。今夜はたくさん食べて、たくさん飲みましょー!」

新田さんが持って来てくれたビール缶を掲げて、私たち3人は元気良く「かんぱーいっ!!」言った。

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