同・棲・同・盟!
・・・あんだけ妄想しまくっていた「一緒にお風呂」が・・・せっかく日田さんご本人から誘っていただいたのに!
いざ現実化しそうになると、恥ずかしさが先立って・・・うぅ。

心の中で数秒だけシクシク泣いた私だけど、浴槽に浸かった途端、気持ちの良さがどっと押し寄せて。
ついホゥとため息がこぼれ出たときにはもう、自分の意気地のなさを嘆いていた数秒前の私は、完全に消えていた。

・・・日田さん、なんか急に強引?いや違うなぁ。
グイグイと私を引っ張って、かつ押してる感じが表出たような。

でも。

「日田さんになら、押されても引っ張られても、全然オッケーだもーん!!それに、そんな日田さんも、ワイルドで・・・だ・い・す・きっ!」

幸せ真っ只中の私は、キャーキャー言いながら、浴槽の中でしばし悶えまくった。
・・・こんな姿、日田さんに見られると引かれる!と自分で認めるくらい、思いっきり。

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