同・棲・同・盟!
「じゃあそうしてくれ」
「了解ですっ!」
「それから、歯ブラシは洗面台のところに置いとく」
「あ・・・はい」
「どうした?」
「え・・っと、予備の歯ブラシなんて持っているのか、と・・」
「たまたまな」
「あぁ、そうですか。そうですよねっ!」
「それより大島」
「はい?」
「あんまり長湯するなよ。のぼせるぞ」
「あぁ、そうですね、はいっ」
「20分経っても上がってこなければ、また来る」
「えっ!?日田さんっ!そそ、それは、さ、さそって・・・」

『一緒に入ろう』のマイ妄想が、現実として蘇るの!?と思ったけれど・・・。

「おまえは・・・もう1時間風呂入ってんだぞ」と言った日田さんの低い声は、明らかに呆れていた。

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