同・棲・同・盟!
・・・あ。メガネをかけてない日田さんの顔、初めて見たけど、想像以上にすごく・・・すっごくカッコいいぃ!
って、日田さんも寝てたはずだから、メガネかけてないんだよね。
それより、メガネをかける時間を惜しんで、私のところへ来てくれた日田さんの優しさが、とても嬉しくて、すごく日田さんらしいとも思って。

日田さんを安心させたかった私は、泣きそうな顔に精一杯の笑みを浮かべた。

「大丈夫だ。おまえは今、ここにいる。だが・・・」
「なんですか?日田さん」
「良かったよな、ホント。飲み会あってさ。じゃなければ、おまえはあの家にいたかもしれない」
「あぁ・・・そう、ですよね。でもなんか、改めて言われると、また怖くなって・・・」
「あーごめんっ!今のは俺が悪かった!」
「いえいえっ!」

私たちはお互い顔を見合わせると、思わず顔に笑みを浮かべた。
暗がりの部屋でも、日田さんの笑顔は、周囲が明るく見えるくらい、和みと癒し効果抜群だ!

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