同・棲・同・盟!
そう私が言い終えた後、なぜかその場がシーンとなったような・・・。
だから、この場が妙~に重たい空気に包まれた気がするんですが・・・。
と思ったら、日田さんがキッチンカウンターにコップを置いたカタンという音が、周囲に響いて。
呪縛が解けたようにハッとした私は、それまでの何秒間か、日田さんのカッコいいお顔をじーっと見ていたことに気がついた。

そして日田さんも、私を射抜くようにじっと・・・見ていた?
いやいや気のせい?だよね、うん。
気を取り直した私は、どうにか顔に笑みを浮かべた。

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