Chat Noir -バイオハザー度Max-


カフェラテのグラスを両手で包んで黒猫が照れくさそうに目を伏せる。


私はちょっと首を横に振って


「私は……何もしてないよ。でも良かった」


と、なんとか言うと


「ありがとな」


またも黒猫が一言だけ返した。


長い睫が黒猫の白い頬に影を落とす。







私……今の、黒猫のこの表情好き。少し恥ずかしそうに睫を伏せて口元には淡い笑み。


大事なものを包もうとするあの大きな手が好き。




あの切ないようなまなざしで見つめられたい。あの大きな手で触れられたい。





「黒…じゃなくて……倭人―――


デートはまだ終わってないよ。




今日、あんたのおうちに行っていい?」








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