Chat Noir -バイオハザー度Max-
「お飲み物はお決まりですか?」
みけネコお父様が笑顔を引きつらせながらも、メニューを勧めてきたけれど、私はもう決めてあった。
「あ、じゃぁテキーラサンライズで。倭人は…?」
「俺は」
黒猫がメニュー表を見ているにも関わらず
「お前は水だ」とみけネコお父様は冷たい。
「俺、こー見えても客だけど?」
「その前に僕の息子だ」
「あ、じゃぁ倭人オレンジジュースにしたらどう?コーラもあるよ。ジンジャーエールも」
と何故か気を遣う私。
「じゃージンジャーエールで」と黒猫がブスリと答えて、みけネコお父様は黒猫を睨んだままカウンターのさらに奥のキッチンへ向かっていった。
それを見計らってか、
「朝都~久しぶり☆」と数人の女の子が声を掛けてきた。
「あ、久しぶり~」こっちも挨拶を交わすと、
「この子は?店長のお知り合い?弟さんとか??」とすぐに興味を示す女の子たち。
「あー…この子は…」
「てんちょーの息子で、朝都の彼氏です」
黒猫、勝手に答えてるし。
「「「ぇえ!店長の!息子さんっ!!」」」
女の子たちは声を揃えて目を丸めた。
まぁ驚くよね。私だって最初は驚いた。
“あの”店長にこんな大きな息子がいたなんてね…
しかも同じ血が流れてるのが怪しいぐらい似てないし(中身が)
「しかも朝都の彼氏??やーん、可愛いじゃない♪朝都うまくやったわね~
しかも親公認♪」
女の子たちは興味津々。
「俺が口説きました」
ギャァ!黒猫っ!何てことを!
また勝手に答えてるし!!