EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【静理編】
12


†††


「おー、親父やっと来た」

ジェラルドの登場にポカンとしていた小鳥とは異なり、カロンがのんびりと反応する。

小鳥と同じように驚いていたルカはカロンに視線をやった。

「えっ!?カロン、父さんのこと呼んでたの!?」

「言い出しっぺ白魔。今日に指定したのが静理。電話したの俺な」

「なにその協力プレー。いつも仲悪い奴らが手を組んでて怖いんだけど」

「このパーティーの別名、親父をボコボコにしようの会だから」

「急に物騒!!」

ルカが顔を引きつらせてツッコミを入れるも、場は和やかにならない。

白魔が一歩、ジェラルドの前に進み出た。

「父上、取り敢えずそこに正座して」

「おやおや、何だね何だね?いったい何が始まるのかな?」

白魔に冷たく命令されるも、嫌な顔せず子供のようにちょこんと床に正座する。

「まだ説明されてないだろうから、教えてあげるよ。僕のプリマドンナのこと」

「ん?小鳥ちゃんのことかな?」

まだ小鳥が闇人になったことを知らないジェラルドは、なんだろうと首を傾げた。

静理風に言うと「ゴミを見るような目」で白魔がジェラルドを見下ろす。

「小鳥さ、闇人になったんだ」

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