青空の下月夜に舞う 2
涙は流さない。
「ご飯に行く、のは……悲しい、とか嫌な、事じゃないんだ、けど」
耳元で、響の相槌が聞こえる。
学校で、友達と普通にする“家族”の会話。
次第に覚える違和感。
自分の家は、みんなと違う。
当時は一番信頼していた雄大。
帰り道。雄大を捕まえて、疑問を、口にすると何も言わずに笑っただけ。
それが、全てだと。
「怖いの…………っ」
私の言葉を聞き、背中を擦る響の手が。
一瞬ピクリと反応した。