青空の下月夜に舞う 2
「麻衣は俺が嫌なの?さっきのヤツがいいの?」
私の太ももの間に、雄大の足が入り込む。
今から何が行われるか。
“いつもの流れ”で頭が悟る。
首を必死に横に振り、雄大の目を見つめると。
怯える私の顔を。
温度を持たない漆黒の瞳が射抜く。
鋭い視線のままだった形は。
「麻衣のその顔最高」
三日月に歪んだ。
嫌だと言えば、私が雄大より鈴木くんを選んだと思われそうで。
雄大から嫌われたら。
それだけが怖くて。
揺れる視界をただ黙って見つめていた。