青空の下月夜に舞う 2
「ありがと。マジ助かった」
出てきてまた戻ってたらどうしよう、って思ったけど。
心配しなくて良かったみたい。
「いいえ。いいえ。それより喉渇いて……」
「ま、不用心だよな」
「ない?……って。は?」
被せて話すもんだから、言葉の繋がり変になっちゃったじゃん。
ニヤつく慶太郎と、距離が詰まる。
そして。
顎から頬へと。
私の顔に手が伸び。反応しようとした時には、既に至近距離。
「“ナニ”されたって文句言えなくね?」
慶太郎の瞳は丸く。
けれど、茶色の瞳が僅かに揺れていた。