青空の下月夜に舞う 2
「俺さ。捨て子なんだよ」
「は。何それ」
「真面目な話」
私と目を合わす事なく。
起き上がる様子もない。
天井を見つめているけど、どこか遠くを見ている様だ。
ふざけた雰囲気から一変。
静かに話し出した慶太郎の言葉を。私は静かに聞く事にした。
「俺の家はさ、家族が居ねえだろ」
相槌を打とうとしたけど、私に話していると言うよりも、過去を思い出しながら、自分自身で確認する様に口にする。
「あれは、小屋だ」